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温故知新?

bowtools.gif

久しぶりにバイオリンの弓を削る。

黒いソールの鉋は以前もエントリーしたと思う。
近年カナダ、アメリカあたりで流行りの弓用鉋。
フランス式弓鉋を注文したのに、代わりに送られた鉋。
構造的に欠陥があるが、適当な対処をすれば
使えないことはない。
いずれの鉋も弓を削るには、難儀する。

弓の作り方や構造に関する事を調べるのも難儀する。

時間経過により、技法も考えも様々。
でもやはり基本はフレンチスタイルだろうか。
現在の弓の形を作ったのがフランス人だから。

少し前のフランスのバイオリン弓の
製作学校の映像を持っている。
古い時代の技法は荒っぽく見える。
職人的な仕事である。

色々調査、研究したが、
下って、近年になるほど、
色々道具、治具を多用するが、
仕事は遅くなり、勢いをなくす。
もし、本当に昔の物の方が
優れていると感じる人がいるのなら、
思うことは多くある。

これは、本体のバイオリンにも当てはまることで、
また、ギターではより顕著ではあるように思う。

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口を出すなら、金も出せ。

bow-tip.gif

木の毒には耐性があるが、動物関係はどうも苦手だ。

牛骨のナットなどを加工していると、鼻がおかしくなる。
そもそも臭いがダメだ。

写真は象牙のチップ。加工品は売ってないし、国際取引もできない。
で、塊から加工することにした。象牙にも種類があり、適性がある。
この象牙は牛骨よりは穏やかで、加工もしやすいが、
やはり動物系の臭いは好きになれない。

近年、象牙を使うと悪者扱いされるが、
保護されている象は
定期的に間引かなければうまく種を維持できない。
長生きでも、いずれ死ぬ。しかし、象牙は残る。
捨ててしまうのは逆にもったいないし、失礼だ。

保護にも金が掛かる。
象牙を高く売ってその金を得なければ
保護もままならないのが、現状である。

自然保護を叫ぶ者は多い。金を出さずに口だけ出して、
寄付金をせしめては、贅沢な生活をしている者も多いと聞く。

口を出すなら、金も出せ。

日本には私財をなげうって自然を回復させた人もいる。
西洋人やユダヤ人は世界を混乱に落とし入れて稼いだ金を
どう使ったのだろう、誇れる使い方をしているのだろうか。
口ほどに立派な使い方をしていれば、
もっといい世の中になっていてもいいはずだが。


今頃のこ鋸

jewelersaw.gif

象嵌の貝を切ったりするジュエラー鋸、ドイツ製。
かねがね言っているが、ドイツ製にはろくな物がない。
この国にはドイツ製信奉者が多いので、
バランスをとるのもいいかも知れない。

写真の下にある二つのワッシャーのような物は
鋸刃を押さえるための物。左が今回新しく作った物。
これがガタつくと刃を固定するさい刃が動いてうまく固定できない。
ここの精度が悪いので、永年いらいらしてきた。
そこで、新しく作る事にした。
いざやってみると、どうと言う事はない。
このぐらいのためにどれほど嫌な思いをしてきた事か、

道具はそのままでは使えない。改めて自戒。



ブラジルの色

bowshootingjig.gif

この木ほど木取りをするのに気を使った木もそうはない。
私はかなり珍しい木を沢山扱ってきたが、
その中でも、最も素性の知れない木ではある。
元々染色のための色素を取り出すために切られてきた木だから、
誰も真剣に研究などしなかったせいだろうが、

ある時からこの木は弦楽器の世界では特別な木となった。
そして、さまざまな伝説が生まれた。

パオブラジル。ブラジル木。
と聞いても分からない人も多いと思う。
だが、ペルナンブコといえば知っている人が多いと思う。
今、商品として売られている材のほとんどは
ペルナンブコと呼ばれている。でないと高く売れない。

ペルナンブコって、ブラジル木と違うの?
より上等? では違いは?
昔のフランスの材木屋がペルナンブコを選別した基準は?
色は? 質量は? 杢で見分けられる?
音波の伝達速度や弾性は関係ある?
その違いによって実際に仕上がった物に違いが?
それとも職人の技による?伝統による?それとも口?
フランスの?ドイツの?イタリアの?ニッポンの?チュウゴクの?ブラジルの?

この木に関しての調査は難義した。
情報が少ない上に信頼性に乏しいものが多い。
それでも、な?んとなく、み?っけ。
でも今は教えない。
今この国で材木屋や作家、先生に知恵をつけると
ろくなことがない。


perunambuco-dust.gif

   私は木の毒にはかなりの耐性がある。
   それでもマスクもしないでこの木を切っていると、
   少々鼻がおかしくなる。
   で、鼻を掃除してみると、
   大鋸屑の色はオレンジ色だが、
   鼻の中は、淡い紅色に染まってる。



brazilin.gif
   ブラジリン色素。
   この色素を含む木を、Pau brazil、
   ブラジル木と呼び、
   その木の生えている地を
   ブラジルと呼ぶようになった。
   国の名前に色がある、
   それも美しい色だ。


私のオールド

violin-oldandbow.gif

近年、時間の感覚がなくなっていて、
まったく更新していなかった。

他のブログやページを見ていて、
おかしいと思うことは多々あるが、
追いかけて書くのも気が引ける。
どうせ言っても、書いても何にもならない、
嫌われるだけだ、と思う今日この頃。
最近は知人にも、随分丸くなった、
面白くない、と言われる始末だ。

写真は単に古いだけのオールド、価値は人それぞれで、
私は"ガルネリ"と呼んでいる。
勿論お金を出して買った物だ。
無知が恐ろしいのか、現実社会が恐ろしいのか。

バイオリンの世界では古くて価値のあるバイオリンを
オールドバイオリン、または単にオールドと呼んで、
演奏者の憧れらしい。その多くはイタリア製。

で、最近は中国で作らせて、イタリアで塗装等完成させ、
イタリア製と言ってる物もあるそうな。
どの世界もなんでもありなんだなぁと思う。

写真手前は弓の試作。もちろん、ペルナンブコではありません。

弓と言えば、おフランスが現代の弓を完成させたので、
おフランス物が最高らしい。
日本人でもおフランスで作っている方がやはり有難いのでしょうか。

そのおフランスでの弓の製作を記録した映像を何故か持っているので、
改めて見てみて、へ?っと思った。
フランス人は以外に職人肌の仕事をするので、時々驚く。
しかし、バイオリンに関しては驚くことはないのかもしれない。

実はギターよりも前からバイオリンの研究をしていた。

今はバイオリンと言えば、クレモナを連想するが、
実際は1744年あの有名なガルネリデルジェスが死んでから
ストラディバリの弟子を含め、ほとんどの優れたバイオリン製作者が、
クレモナから逃げ出したという。
それ以降クレモナにはバイオリン製作の伝統も歴史もなくなっている。
それでも今、クレモナがもてはやされているのは、
ムッソリーニの呪いか、それとも、、、

では何処にそのクレモナの技術と伝統は伝わったのか、
少し考えれば答えは自明となる、かも。

因みにドイツあたりにはすでにヤコブ・シュタイナーがいて
マティアス・クロッツがミッテンバルトで地場産業化。
どう考えてもドイツ人とイタリア人では肌が合わない気がする。

ず??っと、バイオリンを作ろうと思っていたが、
伝説と現実の間には海峡がある、
それをどう超えるのかが、目下の悩みの種だ。

もっともバイオリン等、クラッシク音楽の世界は
伝統や権威が猛威を振るっているので、
立派なラベル無しには何事も難しいものがある。

もっともバイオリンに限らず、鉄絃ギターの世界も
権威とはったりに満ち溢れてはいるのだが。

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